名称を固定しましょう

教材のクオリティを格上げするヒント

· コラム

仕事柄、いろんな講座の教材テキストを見ていて気になること!

それは、「ひとつのコトやモノ」を指し示すのに

「異なる複数の単語」が使われていることです。

「あるコト・モノ」を説明するときに、

意図的に「言葉を変えて説明する」ことで

理解を促すのはアリですが、

そもそも「そのコト・モノ」の名称がバラバラだと、

受講生は一気に混乱してしまいます。

ちょっとわかりやすい例で説明すると…

 

「○○カウンセラー養成講座」の教材の中で、

「相談者とカウンセラーが一対一で話す行為」のことを、

「カウンセリング」と言ったり「セッション」と言ったり

「面談」と言ったりしてしまうことです。

ここから生じる本来無用な「?」、

なんとなくイメージつくでしょうか…?

特別な意図があって複数の言葉を使うのは良いのですが、

その場合は「言葉の定義・使い分け」を

きちんとわかるように示してあげましょう。

そうでない場合は

「教材全体(講座全体)を通して使う言葉はひとつに決める、統一する」

ことをおすすめします。

小説やエッセイなどの場合は、

同じ単語を繰り返し使うのは避けたいところですが、

教材テキストの場合は逆!です。

講座や教材のコアとなる「固有のボキャブラリー」を

意識していきましょう。

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